相澤内科医院
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刺青除去

刺青のレーザー治療・最前線

刺青の色によって治療の効果が変わる

刺青のレーザー治療は、およそ20年前からはじまりました。以前の治療法としては、刺青部分の切除と植皮術が行われていましたが、移植した部分の皮膚が周囲の色と異なるため、目立ってしまうことがありました。ところがレーザー治療は、黒系の刺青にはレーザー治療が有効であり、ケロイド・瘢痕の合併症もないため、従来の治療法の欠点を克服したように見えました。しかし、最近の装飾的刺青は赤、黄、緑色等が加わり、黒系だけではないため、黒以外の色素の刺青にはレーザー治療はあまり有効ではなくなってきました。

深さ、濃さにより治療回数が異なる

もちろんレーザーで完全治癒に至ることもあります。自分自身で施したような浅い刺青の場合は治癒可能で、3~4回のレーザー治療で治ります。しかしプロが彫り込んだ濃く、深いものには歯が立たず、1回のレーザー治療で削れるのは分厚い刺青のほんの一皮にすぎません。2回目以降の治療は3か月毎に行うのが一般的ですが、レーザー治療を10数回以上、つまり3~4年以上かかることになります。そのうえ、薄くたどれるように刺青が残ることが多いのです(図)。


2か月毎に5回のレーザー治療でもウサギは消えません。

これだけ長期になると治療費がかさみ、さらに気力、意欲が続かず中断してしまう場合がほとんどで、90%以上の人が治癒を諦めてしまう結果になってしまいます。

刺青除去の目的は何のため?

ここまでの話から、刺青除去をお考えの方は悲観的になってしまったでしょう。しかし、この情報はみなさんを落胆させるためのものではありません。刺青の除去の目的がきれいに元通りの肌に戻すことではなく、例えば結婚、もしくは就職をするので1年以内に早く治したい、社会的に多少の傷が残っても刺青をしていたのがわからなければ良いとのことであれば、新たな方法はあります。
当院独自の新しい方法であるレーザーと外科的治療を組み合わせた治療を行います。
刺青を取り除くのは、1日で終了します。
ただし1日で終わるには広さにより、背中を3等分した広さくらいなら1日で終わりです。
費用はレーザーだけの治療よりも高いですが、確実に消え、短時間で終わるのが長所です。
ただしケロイド体質の人は適しません。
治療を真剣にお考えの方は、是非一度ご相談ください。

 

※抗加齢・美容の治療は保険がききません。一部の例外を除き、自費治療になります。
〝初診察料2,500円、再診察料500円〟です。同様に薬代も自費になります。